ストレスと仲良く歩んでいこう 睡眠ってどんなメカニズムになっているのでしょう

脳波のことを知ろう

脳波のことを知ろう

睡眠に重要な関係をしているのが脳波です

 

脳波とは

人間の脳は電気信号を受信したり発信したりを繰り返しています

その波長が脳波というものです

 

 

脳波の種類とその特徴

脳波の種類とその特徴

脳波の主なものは

β(ベータ)波α(アルファ)波Θ(シータ)波δ(デルタ)波があります

 

β波が最も振幅が小さく早い波形で

次に早い波形が α波→Θ波→δ波 と順に

振幅が大きく遅い波形になっていきます。

 

 

覚醒中の脳波はどのように変化するのか

覚醒中の脳波はどのように変化するのか

完全な覚醒状態では、主にβ波が出現しています

 

これは

身体的にも精神的にも活発に活動が行われているときです

 

安静にしている状態では、主にα波が出現しています

 

これは

身体的にも精神的にも活動が活発化していないときです

 

 

睡眠民中の脳波はどのように変化するのか

睡眠民中の脳波はどのように変化するのか

睡眠中は睡眠の深さによって脳波が変わります

その深さは、Stage 1~Stage 5に分けられています。

 

1)Stage 1

睡眠の最初の段階で

覚醒時に出ていたβ波やα波消えていきΘ波が出てきます

 

この時期には

目を閉じた状態ですが緩徐眼球運動(かんじょがんきゅううんどう)という

ゆっくりとした眼球運動は発生します。

 

感覚的には眠気が起こりウトウトとした状態です。

 

2)Stage 2

この時期には睡眠紡錘波(すいみんぼうすいは)という

脳波がなどのいくつかの特徴のある脳波が出てきます

 

Stage 1で起きていた緩徐眼球運動がなくなります。

感覚的には、本格的に眠りに入りだした状態です

 

3)Stage 3

この時期ではδ波が出てきます

 

脳波はδ波が20%~50%程度になってきます。

 

感覚的には、眠りが少し深くなった状態で

多少の光や音などに反応しない状態です

 

4)Stage 4

この時期になると

脳波はδ波が50%以上を占める状態になってきます

 

感覚的には非常に深い熟睡した状態で

 

5)Stage 5(Steage REM)

この時期はStage REMと言われています。

 

脳波はStege 1の状態に近くなりますが

急速眼球運動(Rapid Eye Movement:REM)と言われる

素早い眼球運動が目を閉じた状態で行われます

 

 

基本的な睡眠の周期はどうなっているのか?

基本的な睡眠の周期はどうなっているのか?

基本的には

Stage 1→Stage 2→Stage 3→Stage 4→Stage 3→Stage 2→Stage 1→Stage REM

この周期を90分で行われます

 

Stage 3とStage 4ではホメオタシスという物質による制御が顕著です。

 

この深い睡眠は、事前の覚醒時間が長いと長くなります。

 

つまり

長時間の仕事や勉強をした時には

深い睡眠をたくさんとるように体が反応しているのです

 

このように

良い睡眠が取れれば

体の回復もしっかりされるということになります

 

 

ノンレム(Non-REM)睡眠とレム(REM)睡眠

ノンレム(Non-REM)睡眠とレム(REM)睡眠

Stage 1~Stage 4がノンレム睡眠と呼ばれます

 

急速眼球運動が起こらない睡眠時期になり

脳が休息状態で活動が抑制されていて

筋肉は活発ではないがある程度緊張状態になっています。

 

Stage 5がレム睡眠と呼ばれます

 

脳が活発に動いている状態になっていて

筋肉などが休息状態になっています。

 

この睡眠時期には

意識があるが体が動かせない状態になることがあります

これが「金縛り」という状態です

 

 

良い睡眠をするにはどうすればよいのか

良い睡眠をするにはどうすればよいのか

朝日を浴びることもとても大切です

 

朝日を浴びることによって体内時計が正常化され

夜にメラトニンという物質が脳の松果体から分泌され

睡眠の質を上げてくれます

 

寝る前のスマホやテレビなどの光は

体内時計を乱れさせる原因にもなりますので

控えることが望ましいといえます。

 

 

 

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